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病気について

About disease

「梅毒の感染者報告数が2018年に7000人を超す」

梅毒感染の拡大が止まりません。​

日本国内で梅毒の感染者報告数が2018年になんと7000人を超えました。​

2019年も横ばい状態が続いています。​

その背景にはマッチングアプリいわゆる出会い系アプリの普及などが
指摘されています。​

国や専門家は、不特定多数との性的接触を避けるなどの予防と検査による早期発見を強く呼びかけています。

感染拡大を食い止めるためには、少しでも感染を心配だと思う方々が、『自分は大丈夫だろう!』と思うことなく、積極的に検査を受診することがとても重要です。

出典:「日本の梅毒症例の動向について」国立感染症研究所

『もしかして』と思ったら、迷わず、すぐに梅毒検査を!!

どんな病気?

梅毒』は、近年、感染者数の急増が、メディアでもたびたび取り上げられている病気です。現在、その感染拡大に歯止めがかからない状態となっています。

梅毒は皮膚や粘膜の小さな傷から梅毒トレポネーマという病原体が侵入することで感染します。体内に侵入したトレポネーマは、血流にのって広がり、やがて全身にさまざまな症状を引き起こします。

どうやって感染するの?

梅毒トレポネーマは主に血液、精液、膣分泌液を介して感染します。

また症状が出ている部位(病変部) は感染力が強く、触れると感染する可能性があります。口に病変がある場合、唾液から感染する可能性も あるといわれていますから、キスにも注意が必要です。

どんな症状?

梅毒は放置されると、時間の経過とともに全身に多種多様な症状が出現します。

感染から約3週間が経過すると、感染部位にしこりができたり、 腫れて盛り上がりその中心に深い傷ができたり、リンパ節が 腫れたりします。

どれも、痛みが無いのが特徴です。 これらの症状は放置しても2~3週間で治まってしまいます。

症状がなくなっても病気は進行しています。病原体は全身へ拡散し、 感染から3か月ほど経ったころから全身の皮膚や粘膜にさまざまな症状が現れます。やがては、心臓から出る大きな血管に病変が生じたり、 中枢神経が侵されたりします。

梅毒感染の有無を知るには

初期症状は、出現しても3週間ほどで落ち着いてしまいますから、自分で気が付かない ケースも多いです。

しかし、症状が一時的に落ち着いても梅毒は体の中で広がっていきます。​

また、梅毒は他の感染症に隠れている場合があり、それに加えて 患者数が少ない状態が2012年ごろまで数十年間も続いていたため、過去の病気という イメージもあり、特に若手の先生は、診察で梅毒の診断に至るのが困難な場合もあると いわれています。

自分でも気が付きにくい、さらにお医者さんも診断が難しいことがある、これが 梅毒感染拡大の一因だと指摘されています。 ですから、感染の有無を知るために積極的な梅毒検査が推奨されています。

治療法

抗生物質が有効です。初期なら1か月程度の抗生物質治療で治癒しますが、病気が進行するほど治療期間は長くなります。

検査方法

梅毒の検査は、感染によって体内で産生される抗体の有無を血液から調べる検査が一般的です。

郵送検診.comの検査では、梅毒の成分に対する抗体の有無を調べます。ラテックス粒子を用い たラテックス凝集法で反応があった場合、さらにゼラチン粒子を用いたPA法で確認検査を行います。

梅毒は、抗体検査が陽性になるまでに4週間ほどかかりますから、感染の可能性があった日が思い当たる 場合、1か月程度経過してから検査を受けてください。

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